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午前/8:30~11:30
午後/外来医師担当表参照

休診日:日曜日、第2・4土曜日、国民の休日、12/29~1/3(年末年始休暇)

診療科・部署紹介

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看護部

看護部理念

理念

地域医療に応えるため、利用者の生活を視野に入れた切れ目のない医療を目指します。

行動指針

相手を尊重し心あたたかい対応を行い、その人にとっての最善は何かを考え行動します。

基本方針

  1. すべての利用者に心あたたかい対応を行います。
  2. 最新の医療を提供するため、生涯にわたり継続して教育を行います。
  3. 地域の医療を担う人材を育成します。
  4. 職員がやりがいを持ち長く働き続けられるように職場環境を整えます。

看護部長あいさつ

はじめに

当院は病床数308床の総合病院で、地域の中核病院として「地域の医療ニーズに応える」ことをコンセプトとしています。熊谷市の人口は約19万人で、高齢化率は26%と4人に一人が高齢者となっており、退院後の生活に不安を抱える方が増えてきています。病院完結型医療から地域完結型医療へ移行する医療情勢を背景に2017年8月には回復期リハビリテーション病棟、2019年4月に は地域包括ケア病棟を開設し、人々の在宅復帰支援体制を強化しています。看護部では地域医療に貢献するため、あらゆる年齢層の人びとや急性期から慢性期までの幅広い疾患に対応できる人材 を育成するため看護師教育や接遇教育に重点をおいています。

看護部長としての看護感

何より人を尊重するということを心がけています。看護スタッフは直接的なケアの担い手であり「患者さんや利用者の方にとっての最善は何か」を問いかけながら、日々の看護を実践してほしいと願っています。退院後も住み慣れた地域で、その人がその人らしい人生を送れるよう患者中心の看護を提供していくことを信念としています。

働きやすい職場づくり

これまでのWLBプロジェクトチームの活動による「カエルコール」の継続により時間外勤務時間が大幅に短縮しました。現在は平均時間外勤務時間8時間ほどです。しかしながら重症度、医療・看護必要度が平均40%以上という数値から急性期一般病棟看護師の業務量は相当多いといえます。今後は看護補助者の活用による業務分担の推進を行い、看護師が患者さんのベッドサイドに行く時間を多くしケアの充実が図れるようにしていきます。

当院の特徴

がんや生活習慣病のインテグレートケア

2018年7月にPET総合検診棟が完成し、がんの早期発見・早期治療を実現した2次予防医療(脳ドック、心臓ドック、がんドックなどメニューの拡大)の強化を行いました。健診棟では人間ドックや企業健診・健診バスによる健診介助を看護師が担い、生活習慣病予防の一環としての特定保健指導を保健師が担っています。
2019年に高度先進医療として放射線治療機器トモセラピーを導入し、さらにがん診療体制を強化しました。これにより、治療しながらも働き続けられる、もしくは早く通常の生活に戻れることが期待でき人びとのQOLに貢献できるようになりました。ここでは安心して治療が受けられるよう外来看護師がサポートしています。
また、がんの終末期には苦痛なく安心して家での生活が送れるように訪問診療を行っており、訪問時は緩和ケア認定看護師も同行しています。家で人生の最期を迎えたいという意向があれば訪問看護ステーションフェリーチェの看護師が看取りを行う体制を整えています。

チーム医療

2020年6月には埼玉県急性期脳梗塞治療ネットワーク(Saitama Stroke Network)に登録しました。脳卒中の患者さんは罹患直後の急性期治療のほか、慢性期のリハビリテーションが予後を決めると言っても過言ではありません。当院では発症直後の血栓回収術を行う体制や回復期の機能訓練を行う回復期リハビリテーション病棟を備えています。当該病棟では、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士が協働して早期回復、社会復帰に向けてサポートしています。また退院後の生活に不安がある場合には医師の指示のもと訪問看護や訪問リハビリを提供し、在宅での生活が維持できるようにしています。 

地域医療を担う人材の育成

当院は 地域の方が安心して暮らせるように疾病の早期発見・重症化予防、急性期医療、慢性期医療、在宅医療など幅広い分野での医療提供体制を整えています。看護部長として  地域の医療にさらに貢献できるよう 地域の未来を担う人材の確保に努め、様々な分野で専門性を発揮し活躍できる看護師の育成を目指し、看護師の能力開発に努める所存です。

看護部長 認定看護管理者
芳賀 佐知子

看護職員教育

教育理念

一人ひとりの看護職員が組織人・専門職業人としての役割を認識し、臨床実践能力を向上できるよう学習の機会を提供します。
①優れた技術を看護職間で共有し、質の高いケアを提供できる人材を育成します。
②看護職個々が自ら学び成長できるよう、基礎研修と専門研修を受講し、臨床実践能力の向上を図ります。  

教育目的

病院及び看護部理念に則し専門職業人として時代の変化に即応するため、主体的な学習を通して自己の役割を認識し質の高い看護サービスを提供します。

教育目標

経験年数やそれぞれの部署に応じた看護の専門的知識、技術、態度を習得できるようクリニカルラダーで段階的に成長できることを目指します。

看護師教育

看護師教育ではクリニカルラダーによる段階的な臨床実践能力の獲得を目指します。中途採用の看護師もそれぞれの能力に見合ったクリニカルラダーに参加することができます。

臨床能力段階レベルの定義

  • レベルⅠ:基本的な看護手順に沿って助言を受けて看護を安全に実施する
  • レベルⅡ:標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する
  • レベルⅢ:ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する。
  • レベルⅣ:幅広い視野で予測的な視点を持ち看護を実践する。
  • レベルⅤ:複雑な状況において最適な手段を選択し看護を実践する。

新人看護職員研修

看護学生から看護師になるために社会人基礎力の獲得と基本的な臨床実践能力の獲得が必要です。入職後3週間の技術演習により基本的な手技の目的や手順を理解し、臨床の場で応用できるようにします。一年間は指導者がつき成長の過程を評価しながら支援します。卒後1年目は「卒1教育」2年目は「卒2教育」と称し、卒後2年間はしっかりしたサポートを受けられるようにしています。また、eラーニングを導入しており、動画での手技の確認や実際の対応の場面のイメージ形成ができるようにしています。eラーニングでの小テストでは自己の理解度の確認が容易にでき、曖昧な部分の修正が速やかにできます。

看護管理者教育

病院完結型医療から地域完結型医療に移行している社会の変化に合わせ、地域を視野に入れた看護管理能力の習得を目指します。2020年度は日本看護協会のマネジメントラダーをもとにそれぞれの役割にそったマネジメント力の獲得を目指しています。

看護補助者教育

看護師の業務の負担軽減や看護チームでの効率的効果的な業務遂行のためには看護補助者の活用が欠かせません。患者の日常生活上の世話や診療の周辺業務及び看護師の事務的業務を補助するため、看護補助者の業務マニュアルにそって教育しています。

キャリア開発について

熊谷総合病院看護部でのキャリア開発プログラムは「質の高い看護を提供するために組織が必要とする人材を将来にわたって継続的に確保し、組織としての発展を図る」ことを目的としてプログラムしています。

キャリア開発システムモデル

看護師が働くフィールド ~担当看護師からのメッセージ~

  • HCU(High Care Unit)

    HCUは2014年より運用を開始し、現在病床8床です。(うちわけはCHDF 可能3床、終夜脳波可能1床)外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科の手術後の方、呼吸器内科、循環器内科(心臓カテーテル治療含む)などの重症な方、一般病棟での管理が困難な方など重症者の治療に携わっています。 私たちは早期回復を目指し、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、セラピスト、 放射線技師など多職種との連携を大切にしています。また診療看護師と協働し 安全で質の高い医療・看護の提供に努めています。  

  • 手術室

    手術室は年間約2700件の手術を行っており、月曜日から金曜日の予定手術及び 土日祝日の24時間体制での緊急手術に対応しています。私たち手術室看護師は専門知識や技術を身に付け、患者さんにより良い看護を提供できるように、定期的に勉強会を開催し日々自己研鑽しています。そして、術前・術後訪問を通して手術を受けられる患者さんの気持ちに寄り添い、手術中は患者さんの代弁者になれるよう心がけています。私たちはチームで情報共有し個別性のある安全で安心な手術看護を目指しています。

  • 訪問看護

    訪問看護ステーション フェリーチェは院内に併設し、年間約950件の訪問看護や在宅での看取りを行っています。利用者の方が安心して暮らせるように24時間サポートシステムがあり、困ったときはすぐに対応しています。いつでも相談や訪問ができることに加え、緩和ケアチームと連携していることで痛みや苦しさをコントロールでき、最期まで自宅で過ごせるように支援しています。私たちは利用者の方やご家族が、住み慣れた場所で安心した療養生活が送れるよう、心温かい対応を心がけています。

  • 外来

    外来は診療科22科、救急外来(二次救急)、内視鏡室、中央処置室、化学療室、透析室、放射線治療(トモセラピー)、検診棟と多岐に渡り診療を行っています。患者さんが安心して受診できるように外来看護師が症状確認後、適切な診療科に案内しています。がん治療では手術から化学療法、トモセラピーなど治療の選択肢も幅広く、体制が整ったなかで安心して診療が受けられるようにしています。
    健診部門は健診車での企業健診、PET健診、市のがん検診や人間ドッグ・脳ドックなど多様な健診を行っています。再検査が必要となった場合は院内の診療科と連携し、すみやかに診療を受けられるようにしています。救急部門は小児から高齢者まで幅広く受け入れ、看護師のトリアージによって、緊急度に応じた速やかな治療を受けられるようにしています。私たちは疾病予防から疾患の治療、在宅医療まで幅広い地域医療に貢献し、「熊谷総合病院に来て良かった」と思って頂けるよう日々努力しています。

  • 新館3階

    新館3階病棟は外科、婦人科、泌尿器科、皮膚科の手術・検査、治療を受ける患者さんが入院する病棟です。治療の選択肢として外科的手術のほか、化学療法・放射線治療・緩和ケアなどがあり、十分な説明のもと患者さん・ご家族の意向に沿った最適な医療が受けられるよう取り組んでいます。また、がん治療のあとなど療養生活に不安があるときは訪問看護師と連携しサポートしています。私たちは辛い治療のなかでも安らぎが見出せるよう、患者さんにとっての最善は何かを考えながら笑顔を絶やさず看護しています。

  • 新館4階

    新館4階病棟は脳神経外科・循環器内科の病棟です。循環器内科疾患では心臓カテーテル治療や 心不全の患者さんが入院しています。脳外科疾患では脳外科全般の疾患の他に本態性振戦 に対するFUS治療(集束超音波治療)を実施しています。これはふるえで困っている方に対して全国で11ヵ所のみが実施している最先端治療です。私たちは急性期の患者さんが多い中で、安心・安全をモットーに異常の早期発見と合併症の予防に努めています。定期的に医師とのOJTやカンファレンスを行い、専門性の高い看護を提供できるよう頑張っています。

  • 4階病棟(回復期リハビリ病棟)

    回復期リハビリテーション病棟は急性期経過後の整形外科疾患・脳外科疾患の患者さんが入院しています。当院は90名のセラピストがおり、充実した生活リハビリを 提供できる環境です。多職種で行うウォーキングカンファレンスでは、患者さん・家族の 意向を確認しながら、どのような支援があれば安心して退院できるか話し合っています。私たちは理学療法士、言語聴覚士、作業療法士とコミュニケーションをとりながらその人の「できる能力」に着目し、「している能力」となるよう患者さんを尊重した 医療を目指しています。

  • 5階病棟(地域包括ケア病棟)

    地域包括ケア病棟は急性期治療を経過し症状が安定した方が「家に帰る準備をしたい」「もう少しリハビリをしてから帰りたい」という意向にお応えしつつ、安心して退院できるよう在宅復帰支援を行っています。また、在宅で療養されている方の緊急時の 受入れをおこなっており、より地域と密着した医療を提供しています。在宅復帰支援を行っています。 私たちは地域や関連する施設との連携を大切にし、患者さん、ご家族に寄り添い、思いやりのある温かい看護をを目指しています。

  • 6階病棟

    本館6階病棟は一般内科・消化器内科の病棟です。内視鏡検査や治療・老年期の方が入院しています。内視鏡検査では、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)・EUS(超音波内視鏡)・EST(内視鏡的乳頭切開術)・ENBD(内視鏡的経鼻胆管ドレナージ)・ERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)等を行っています。高齢、独居という生活スタイルが増加し、入院から退院に向けての支援が欠かせません。私たちは栄養サポートチーム、認知症ケアチーム、褥瘡予防チームなど多職種を 交えたカンファレンスを通し、最適な入院生活の援助や患者さん・ご家族の意向にそった退院支援・調整を目指しています。

  • 7階病棟

    本館7階病棟は整形外科・眼科・小児科の混合病棟です。整形外科では頸椎・腰椎・膝・股関節・外傷性疾患・加齢に伴う変形性疾患など手術後の患者も多く、手術直後から理学療法士と連携し早期離床に取り組んでいます。眼科では白内障手術がほとんどで、専属の看護師が関り手術から退院後の生活指導まで一貫したサポートをしています。小児科ではかかりつけ医からの呼吸器・消化器感染症や川崎病の紹介入院が多く、感染管理認定看護師と連携を取りながら患児・ご家族の精神的ケアも含めた看護を心がけています。私たちは地域の方が安心して入院できるよう心温かい対応を心がけています。

プリセプターからのメッセージ

  • 昨年初めてプリセプターに就かせて頂きましたが、指導することの難しさを痛感した1年だったと思います。意識して取り組んだことは、自己学習と声かけです。教える立場になったので、できるだけ後輩の質問に答えたいと思っています。しかし、私自身もまだ疾患やアセスメント、看護についてわからないことが多いので、現在も学習中です。後輩と時間が合った時には、仕事に対して不安や悩み事はないか自分から声かけを行うようにしました。特に夜勤に入る前は不安が強かったようで、自分も初めて の夜勤の時は同じ思いを抱えていたこと、また、自分がいつも行動するときに注意 していることを伝えるようにしました。しかし、声かけを意識する反面、悩むこともありました。「後輩にこうなってほしい」という気持ちが強くなり、厳しく言ってしまったことがありました。あとに なって、他の言い方があったのではないかと後悔することが多かったです。そのような時は、同じ病棟のプリセプターや教育委員に相談したり、プリセプター会議で自分の思いを発表したり、周りの意見を聞くことで自分の課題を見つけ、新たな気持ちに切り替えることができました。今年は、プリセプター2年目です。自己学習を継続しながら、後輩と気持ちの良いコミュニケーションをはかることを心掛け、良き相談相手になれるようにしたいと思います。

  • 昨年に引き続き、今年もプリセプターをさせて頂くことになりました。私も入職当初はプリセプターの先輩にたくさん支えられ、たくさん学ばせて頂きました。いつでも相談できる存在でとても心強かったのを覚えています。プリせプティは全てが初めての経験で、不安と緊張でいっぱいだと思います。その中で、プリセプターとしてプリイセプティの不安の軽減・知識・技術の習得、病棟に馴染み一人前の看護師になれるよう全力でサポートしています。私自身まだ未熟で、教える事の難しさを痛感しながら自己の看護について見直し、学習する機会を頂いています。私だけでなく、優しい先輩方と協力し、病棟全体でプリセプティを見守り、成長を喜びながら働きやすい環境を整えています。これからもプリセプティの一番身近な存在として寄り添い、自分自身も一緒に成長していけるよう努めていきたいと思います。

プリセプティからのメッセージ

  • 私は、実習中に患者さんから「手術が怖くて、ずっと避けてきた」という発言を聞き、患者さんにとって手術はとても恐怖を感じるもので、患者さんの人生に大きな影響を及ぼすと学びました。そのため、手術室看護師になり、手術に不安を抱えている患者さんに対して、少しでも不安を取り除き、術前から術中、術後まで患者さんのそばに付き添い支えていきたいと思い目指しました。入職当初は、看護大学での実習経験が少なく、手術室の環境や仕事にとても不安を感じていました。しかし、2か月間の基礎研修によって、手術室の環境や病棟とは違った患者さんとの関わり方を学びました。また、わからないことや不安なことは、先輩たちが一緒に考え、調べてくれたので、ゆっくりと前に進むことができました。これからも日々勉強をし、患者さんをしっかりと支えることのできる看護師になれるよう頑張っていきたいと思います。

  • 4月に入職して、新しい環境で不安に思うことが多かったですが、先輩方が優しく、1から教えていただき、大丈夫?と声をかけてくださったり、常に気を配ってくださるので、1人で悩まずに安心して日々学んでいます。入職し数ヶ月が経ち、少しずつできることも増えてきました。毎日の業務や新しいことを経験して学ぶことも多く、自分のことで手一杯になってしまうことばかりですが、患者さんの笑顔や、元気になって退院されていく姿を見ると、病棟のスタッフの一員として看護ができていることにやりがいを感じます。まだまだ看護技術や患者さんとの関わりで、不安に思うことも多いですが、笑顔を忘れず、毎日少しずつ出来ることを増やしていきたいです。また、患者さん1人1人に合った、その患者さんにとって1番良い看護を提供できるよう常に考えて行動していきたいと思います。

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総合健診センター
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訪問リハビリテーション

当院では、日本医療機能評価機構による病院機能評価を受審し、「病院機能評価(3rdG:Ver2.0 一般病院2)」の認定を受けています。今後も“患者中心の良質な医療を提供するため”の改善活動を推進し、病院体制の一層の充実、医療の質の向上に努め、地域に根差した信頼され続ける医療機関であり続けるために邁進してまいります。

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