連携充実加算について
当院では、外来でのがん薬物療法における患者さんの安全性を高めるため、保険調剤薬局との連携を図り、がん化学療法の実施状況や副作用の発現状況を記載した文書を患者さんへ提供し、患者さんの状態を踏まえた必要な指導を行うとともに、地域の保険調剤薬局に勤務する薬剤師を対象とした研修会を定期的に実施していきます。
また、併せて【連携充実加算】の算定を開始いたします(令和3 年5月1日より)。
当院において連携充実加算を算定している患者さんについては、保険調剤薬局において、【特定薬剤管理指導加算2】の算定が可能です。
運用について
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1. 当院薬剤師は提供文書を保険調剤薬局へ提示するよう説明する。
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2. 文書の提供を受けた保険調剤薬局は提供文書を参照し、服薬指導や薬学的管理等を行う。
※特定薬剤管理指導料2の取得する場合は以下を満たす必要性があり。
- 患者さんのレジメン等を把握した上で、必要な服薬指導を実施。
- 次回診療時までの患者さんの状況を電話にて確認し、その結果を当院に情報提供を行う。
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3. 副作用の発現状況等をトレーシングレポートへ記載し、FAXにて当院薬剤科まで送信する。
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4. 当院でトレーシングレポートの内容を主治医に伝え、分析・評価を行い、次回治療までに治療内容・方針の再検討を行う。
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5. 上記分析・評価から内容をトレーシングレポートの返信欄に記載し、保険調剤薬局へフィードバックを行う。
研修会開催について
定期的に保険調剤薬局の薬剤師の方々を対象とした研修会を開催します。