当院腎臓内科の特色
当院の腎臓内科は、腎臓の働きに異常が認められる疾患の治療を担当しています。腎臓は、生命活動に伴う老廃物を尿中へ排泄する機能に加えて、体液や骨を正常な状態に制御する機能も担っており、血圧異常や骨粗鬆症等の骨の異常、さらには貧血等にも腎臓の機能異常が関与している可能性があります。
慢性腎臓病(CKD)は腎障害や腎機能の低下が持続する疾患です。CKDが進行すると末期腎不全に至り透析療法や腎移植術が必要となり、また心筋梗塞・脳卒中・心不全などの心血管疾患を合併することが指摘されています。
2019年4月より当院では、人工透析室を開設いたしました。これにより、維持透析患者の合併症による急変時の受入や手術・治療等にお応えすることができようになりました。単に腎不全の治療の場としてではなく、各科にまたがる合併疾患にも横断的に対応させていただきます。人工透析室は、当院における新たな医療機能として役割を発揮し、より地域医療に貢献させていただきます。
主な診療内容
- 新規血液透析導入
- 急性腎不全に対する血液透析
- 維持透析患者の合併症に対する治療
- 維持透析患者の外科手術
- 維持透析患者の心臓、血管系合併症に対する治療
透析ベッド数:8床(内個室1床)、出張透析用装置 2台