当院腎臓内科の特色
腎臓は沈黙の臓器と呼ばれ、病気が進行しても自覚症状が出にくいのが特徴です。そのため、健診の異常を放置せず早期に適切な対応をとることが何よりも大切です。当科では、健康診断での尿異常の精密検査から、慢性腎臓病の進行予防、そして透析の導入・管理に至るまで、患者さんの生涯にわたる生活の質を第一に考えた包括的な医療を提供しています。
1. 腎臓内科でできること(主な診療内容)
当院の腎臓内科では、以下のような幅広い診療を行っています。
- 生活習慣の改善や血圧管理、薬物療法による慢性腎臓病の進行予防
- 腎機能の状態にあわせた、薬剤の処方調整
- 急性期治療や合併症発生時の入院加療を含めた、腎臓病の総合的な管理
- 血液透析や腹膜透析を含めた最適な腎代替療法の提示と、導入から維持管理までの対応
- 看護師による生活指導および療養相談
- 管理栄養士による最適な食事内容および生活習慣の指導
患者さん一人ひとりの生活背景や病状は異なります。自分に合った治療・生活の仕方がわかることが、腎臓内科を受診する大きなメリットです。当院では画一的な治療ではなく、その人の生活や価値観に合わせたオーダーメイドの診療を大切にしています。
※当院では、患者さんがご自身の生活を大切にしながら治療選択ができるよう、看護師が中心となってサポートする専門の相談窓口も整えています。
2. 患者のみなさまへ
疲れやむくみなどの症状が現れる頃には、すでに腎臓の機能がかなり低下していることも珍しくありません。健診で腎臓が悪い、尿検査に異常があると指摘されたら、症状がなくてもお早めに外来を受診してください。
早く受診する4つのメリット
- 自分の状態の把握:腎臓の状態を正確な数値で知り、適切な対策を立てられます。
- 腎臓を守る:腎臓病の進行を食い止め、将来的な透析導入を遅らせることができる可能性があります。
- すぐに役立つ食事指導:管理栄養士から、無理のない塩分・蛋白質制限など、実践的な工夫を学べます。
- 看護師による生活サポート:日々の生活で何に気をつければいいか分からないという不安に対し、家庭での過ごし方や無理のない療養のコツを分かりやすくお伝えします。
3. 地域の医療機関の先生方へ
当院腎臓内科は、地域のクリニックや医療機関の先生方と密接に連携し、地域全体で腎臓病診療を支えていける体制を築いてまいります。
役割分担と共同診療
ご紹介いただいた患者さんの精査や入院治療、食事指導や透析導入など、地域では対応が難しい専門的な部分を当院が担い、病状安定後はかかりつけの先生のもとで引き続き治療をいただくよう努めております(二人主治医制の推進)。迅速な受け入れ体制
当院に通院・連携中の患者さんの状態悪化時には、速やかに入院を受け入れる体制を整えています。高度医療機関との連携
さらに高度な検査や特殊な治療が必要と判断される場合には、大学病院と緊密に連携し、速やかにご紹介を行います。
ご紹介を検討いただきたい目安
- 健康診断等で蛋白尿・血尿などの尿異常が持続している
- eGFRの低下や、クレアチニン値の上昇がみられる
※明確な基準に限らず、「専門医の意見を聞いてみたい」という段階でのご相談も歓迎いたします。


