物忘れ・認知症外来のご案内
当院では、認知症診断に有用な検査機器を備え、専門スタッフによる心理検査を行い、認知症専門医の診察のもと、診断・治療のサポートをさせていただきます。必要に応じて、かかりつけ医や、その他の認知症専門病院と連携し、一人一人の方に最善の医療を提供させていただくことを目的としています。
認知症外来での検査内容(一例)
神経画像検査
頭部MRI、脳血流SPECT
- 血管障害、水頭症、慢性硬膜下血腫など器質疾患の鑑別
- MRIソフト、VSRADによる海馬萎縮度計測
- 脳血流SPECTによる脳機能検査:特に萎縮が軽微な、軽度認知機能障害(MCI)や認知症初期の診断および病型診断(アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭葉型、等)
神経生理検査
脳磁図(MEG)
- 脳磁図では、治療効果や症状変化についての客観的評価が可能
- MRIや脳血流SPECTなど長時間の検査が難しい患者さんにも施行可能
神経心理検査
MMSE、HDS-R、かなひろい検査等
- 加齢や老年期鬱との鑑別
- 認知症の重症度評価
認知症外来での外来方針
診断と治療方針については、患者様に説明した後、詳細をご紹介元の先生へご報告させて頂きます。普段の処方及び治療はかかりつけ医へ通院して頂き、半年から一年毎に、再度ご紹介頂き継時的な検査・評価を行い、その都度フィードバックさせて頂きます。
検査結果は匿名化し、研究目的に利用させて頂くことがございます(同意が得られない場合は除きます)。