当院リウマチ・膠原病内科の特色
関節リウマチ、膠原病全般(全身性エリトマトーデス、強皮症、多発性筋炎/皮膚筋炎等)にわたり専門外来にて診療をおこなっております。
関節リウマチに関しましては、早期診断および抗リウマチ薬による治療に加え、効果不十分例には生物製剤を積極的に導入し、良好な成績をあげています。
当院に於きましては、現在国内で使用できる生物製剤4種(インフリキシマブ、エタネルセプト、トシリズマブ、アダリムマブ)どれも加療が可能です。また全身性疾患である膠原病では総合病院の利点を生かし各科と連携して診療を行っております。
リウマチ・膠原病外来
日本国内で数十万人の患者がいるとされる関節リウマチ。「お年寄りがかかる病気」というイメージがありますが、発症のピークは50代前後で、女性だけでなく男性にもみられます。
悪化すれば関節が変形してしまい、寝たきりになることもあり、日常生活の質が著しく低下することは避けられませんでした。しかし近年では治療技術が大きく進歩し、早い段階で治療すれば症状をコントロールして不自由のない生活を送れるようになっております。
その関節リウマチの患者様を主体にて外来加療を行っております。生物製剤の導入も積極的に行っており、原則としてすべての認可済み先発品が使用可能です。
また、膠原病につきましては、長年に渡る治療が必要なことが多く、当院にて継続加療も行っております。
なお、残念ながら専門医は非常勤医のみにて、当院での入院加療は原則的には行っておりません。
2017年治療実績
- 関節リウマチ:266例(全体の74%)
- 内生物製剤等使用:82例(ETA、GLM、ADA、ABT、TCZ、IFX、CZP、TFC)
- リウマチ性多発筋痛症(PMR):31例
- 脊柱関節炎:3例
- 全身性エリテマトーデス(SLE):19例
- 全身性硬化症(PSS):5例
- 多発性筋炎(PM・DM):5例
- 変形性関節症(OA):6例
- 混合性結合組織病(MCTD):4例
- ベーチェット病:5例
- シーグレン症候群(SJS):4例
- 血管炎:4例
- 橋本病:3例
- サルコイドーシス:2例
他