2016年5月1日付で、新しい「医療法人 熊谷総合病院」の理事長に就任しました橋本です。埼玉県厚生連より歴史ある熊谷総合病院の経営を引き継ぎ、本年5月1日より新法人として事業が開始されました。事業開始にあたり、新法人理事長として一言ご挨拶申し上げます。
熊谷総合病院は地域の中核病院として、大きな役割を果たしてきました。新法人として民間医療法人であっても「地域の医療ニーズに応える」医療の基本姿勢は変わりません。引き続き地域の皆さんと連携しながら、地域医療の一翼を担う考えでおります。
職員の皆さんや地域の方々におかれては、事業譲渡の話は驚いたかと思います。不安を感じる方もいらっしゃるとも思います。今回の事業譲渡はこの熊谷総合病院をより良く改善、再生する為の機会と考えて下さい。熊谷での地域医療のニーズと帯広での北斗の実績、双方を勘案しながらより多くの方々に当院をご利用頂ける様に、その体制を整えることが、まずは私の役割です。
内科、外科及び整形外科を中心としたこれまでの診療体制に、脳神経外科や循環器内科及びリハビリテーション等、帯広で実績の有る診療を強化することで、地域の皆さんの期待に応えたいと思います。
地域の皆さんの期待に応えるべく、新しい診断機器の導入及び新病棟の建築工事も再開致します。新病棟において、今後どの様な機能を強化すべきか、その具体論は職員の皆さんの意見を聞きながら、建築工事を進めていきます。
医療を取り巻く環境は、その厳しさを増しています。これまでと同じ仕事を漫然と継続しても、厳しい状況を乗り切ることは出来ません。これまでの当院や地域の歴史を踏まえて、より多くの地域の方々に当院をご利用頂く為に、必要な変革を遂げて参ります。
よりよい熊谷総合病院の実現に向け、これまで同様のご厚誼を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 理事長
- 橋本 郁郎(はしもと いくお)