炎症性腸疾患(IBD)センター 設立のご案内
IBD(炎症性腸疾患)センター設立に関して
IBD(炎症性腸疾患)の患者数は全世界で急激に増え続けています。
当院では、これらの疾患に対応する為、2021年2月にIBD専門外来を開始。2023年5月に医師・看護師・薬剤師・栄養士・MSW等の医療スタッフがIBDチームを結成。患者さんの症状や状態、生活環境に合わせた適切な医療・情報を提供できる体制を構築しました。そして、2026年1月に、IBDセンターを設立し、多職種で横断的な総合診療の提供を目指し、更なるパワーアップをしました。
IBD(炎症性腸疾患)とは
- IBDは、主に潰瘍性大腸炎とクローン病という病気を指します。これらの病気は慢性的に下痢や腹痛、下血などをきたす原因不明の難治性疾患です。好発年齢は、中学生から20歳前後ですが、最近では50~80歳の青年~高齢で発症する患者さんも増えています。再燃・寛解を繰り返し、長期間の治療が必要な指定難病です。日本での罹患者は、合わせて1000人に2~3人です。若年者が多いこともあり、就学、就労、結婚、妊娠・出産などのライフイベントにも配慮が求められます。

疾患に対する検査・治療
- 血液検査、便検査、内視鏡やレントゲン、CTなどを組み合わせて行います。当院では、バルーン小腸内視鏡、小腸カプセル内視鏡、CTコロノグラフィーも施行しています。治療は、保険適応内の下記治療ならびに治験などの先進治療を行っています。

- 5-アミノサリチル酸(ASA)製剤(サラゾピリン®、ペンタサ®、アサコール®、リアルダ®)
- 副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン®、コレチメント®、レクタブル®)
- 免疫調節薬(イムラン®)
- 抗TNF-α抗体(レミケード®、ヒュミラ®、シンポニー®)
- インテグリン製剤(カログラ®、エンタイビオ®)
- 抗IL製剤(ステラーラ®、オンボー®、スキリージ®、トレムフィア®)
- JAK阻害剤(ゼルヤンツ®、ジセレカ®、リンヴォック®)
- 抗S1P製剤(ゼポジア®、ベルスピティ®)
- 栄養療法(エレンタール®)
- 血球成分除去療法(アダカラム®)
- 新薬の治験
| 専門外来 | 毎週月曜日PM(担当 石川医師 完全予約制:地域医療連携室048-525-6779へ連絡下さい) |
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IBDスタッフ
- 消化器内科医師:患者の病状把握・治療・検査全般の選択/評価・メンバーの教育・指導等を行います。
- 看護師:外来看護師と内視鏡看護師の2名体制です。 検査・治療のみならず、日常生活の悩みや相談の窓口・相談役になります。
- 管理栄養士:患者背景や性格までも考慮し、患者さんに添った効果的な食事療法を提案します。
- 薬剤師:それぞれのお薬の特徴や使い方を説明したり、注意点を説明してます。また、正しく服用されているか?副作用が起こっていないか?など常にチェックしてくれています。
- 医療ソーシャルワーカー/連携室:公的サービスに関する相談や手続を説明したり、就学/就労等で困っている事・悩んでいる事に関する相談窓口になります。
患者を中心にして、個々の患者が少しでも笑顔に過ごせる様にと、“IBD患者の笑顔の人生・Smile Lifeの為に”をチームのコンセプトに、多職種でサポートできる体制を整えました。
チームメンバー紹介
現在では 当院では250名を超えるIBD患者をフォローしています。
分子標的治療薬の出現で、劇的な治療の進歩が見られています。早期の適切な治療により、患者さんの予後・日常生活が大きく改善される時代となっています。異なる専門職が連携して、信頼・安心の医療サービスが提供できるIBDセンターであり続けることが、私をはじめスタッフ共通の願いです。
患者さまが安心して通院いただけるよう、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。
